2017/3/29

ECサイトに使えるCMS 10選~無料オープンソースからEC特化型まで~



ECサイト(BtoC市場)の市場規模は2015年で13.8兆円となり、前年比7.6%増となりました。

引用:電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました~国内BtoC-EC市場規模は13.8兆円に成長~経済産業省発表資料より

http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160614001/20160614001.html


スマホで手軽に買い物ができるようになったことも、原因の一つと考えられます。ジャストシステムの調査では、20代女性の7割近くがスマホからECサイトやアプリを利用して買い物をしているという結果も出ています。

引用:ECサイトに関する調査(Marketing Research Camp)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000233.000007597.html


これからこの大きな市場に参入しようと考えている企業担当者の方も多いのではないでしょうか。
想定するECサイトの規模や、予算によってECサイトの構築方法も変わってきますが、時折問い合わせがあるのが「CMSでの構築」に関する内容です。

CMSとは

CMSとは、Contents Management Systemの略で、ダッシュボード(管理画面)からテキスト、画像や動画といったコンテンツを登録、管理することができるシステムです。
ブログシステムやSNS、WikipediaもCMSの一つといえます。
主なCMSとしてはWordPress、Drupal、Movable Type、あかもんなどがあります。

CMSを利用するメリット

WEBサイトを作る上では専門知識が必要ですが、CMSなら簡単に更新作業を行うことができます。
サイトのデザインを変えたい時も、テーマを変えるだけで全体の統一感を持ったまま変更できます。
そうしたメリットを持つCMSなら、ECサイトもCMSで作れないか?と考える方は多いのではないでしょうか。
オープンソースのCMSにEC機能を追加する機能拡張型や、EC特化型のCMSパッケージも登場しています。


ECサイトの構築方法

【徹底解説】ECサイト構築4つの方法と成功の4法則「EC-Orange」でもご紹介している通り、企業がネットショップを開業するにあたっては、主に「ASP」「オープンソース」「パッケージ」「フルスクラッチ」の4つの方式が採用されています。
CMSはオープンソース、パッケージ、フルスクラッチなど様々な手法で構築されていますが、ここでは主にオープンソースタイプ、パッケージタイプとして提供されているものでECサイトの構築ができるCMSをご紹介します。
中には日本語版が出ているもの、国産のプログラムもありますので、ぜひご覧ください。

1:ECサイトに使えるCMS《無料オープンソース》

自社サーバー、またはレンタルサーバー上に無料オープンソースのCMSプログラムをダウンロードしてECサイトを始めることも可能です。
独自カスタマイズを加えたり、プラグインを追加して機能拡張させることもできます。
コストが抑えられるため簡単に始められるのがメリットです。
ただし、無料のオープンソースはパッケージと違い、何か不具合があった場合は「自社で解決しなければならない」というリスクがありますので、そこは頭に入れておく必要があります。

EC-CUBE



http://www.ec-cube.net/

日本で開発されたEC特化型のオープンソースCMS。ECサイトを運営する上での基本機能は無料で公開されています。
プラグインを追加することによって機能拡張ができ、多機能なECサイトを構築することができます。

osCommerce



https://www.oscommerce.com/

ドイツで開発されたオープンソースCMS。日本語版も開発されていますが、EC-CUBEと比べて国内ベンダーは多くありません。
その代わり、多通貨・多言語対応されており、越境ECなどで利用する場合には向いていると言えるでしょう。

Zen Cart



http://zen-cart.jp/

前述のosCommerceから派生してアメリカで開発されたZen Cart。日本語版も開発されています。
また、osCommerceと同じく他通貨・多言語に強いのが特長で、商品説明は英語・日本語が選択でき、支払通貨もドル・円が選べます。

2:ECサイトに使えるCMS《CMS+EC機能拡張》

これまで使っていたCMSにEC機能を追加、機能拡張するパターンです。
既にCMSがサーバーにインストールされていることが前提になります。

Welcart for WordPress



https://www.welcart.com/

世界で一番使われているCMSのWordPressは、無料で利用できるオープンソースCMSです。
オープンソースで自由にカスタマイズができるため、テーマ(デザイン)やプラグインの豊富さが特長です。
そのWordPressと連携できるカート機能プラグインがWelcart for WordPress。日本の企業が開発しました。
WordPressのダッシュボードに慣れている方なら、比較的更新作業がしやすいのではないでしょうか。

Drupal Commerce


http://drupal.jp/

Drupalはベルギーで開発されたCMSで、中~大規模サイト向けでアメリカホワイトハウスやNASAでも採用されているセキュリティの強いプログラムです。
Drupalコミュニティには「Commerce Kickstart」という基本機能がすべてパッケージングされたパッケージも用意されていますので、ダウンロードしてサーバーにインストールすればECサイトを始めることができます。
まだ日本語の解説テキストなどが少ないため、開発ベンダーやプログラマーが増えない原因と言われています。

Movable Type MTコマース

ブログでよく使われているMovable TypeにもECプラグインがあります。
個人利用では無償のオープンソースですが、商用利用の際にはMovable Type及びプラグインの有償ライセンスが必要となります。
ただしオリジナルECパッケージなどに比べれば低価格で導入でき、セキュリティやサポート体制も整っているのが利点です。

http://demo.mtcommerce.jp/

3:EC特化型CMSパッケージ

ご紹介してきたオープンソースのCMSは自分で構築する必要があります。
また、制作会社に依頼することもできますが、開発費用がかかりますし、カスタマイズした部分以外の不具合などに対する責任は自社で負うことになります。
EC特化型のCMSパッケージなら、導入コストは上がりますが、不具合に対する瑕疵担保責任が費用に含まれますので、ランニングコストや運用の作業効率なども検討材料に入れる必要があります。

EC-Orange



http://ec-cube.ec-orange.jp/
「EC-Orange(ECオレンジ)」は、国内No.1のシェアを誇るECオープンソースソフトウェア「EC-CUBE」をベースに独自カスタマイズしたECサイト構築システムパッケージです。
複数のネットショップを管理することのできる「EC-Orangeモール」や、実店舗とのデータ統合が可能な「EC-Orangeオムニ」など、用途に応じて選べる製品が揃っています。

参考記事:何が違う!?EC-CUBEとEC-Orangeの違いをまとめてみた

CS-cart



http://cs-cart.jp/

ECサイトに必要な標準的な機能が搭載されたスタンダード版と、マーケットプレイス版があります。
海外の決済代行サービスにも対応、多言語化、他通貨対応可能など、越境ECにも向いているパッケージです。

FRACTA NODE



https://frno.jp/

EC-Orangeと同じく、EC-CUBEをベースに開発されたパッケージです。
ECサイトを活用したWEBブランディングを行えるように、SNSとの連携機能、自由度の高いサイトデザイン、機能追加ができることが特長です。

Sellphy



http://sellphy.shift-jp.net/

プラグインを多数ラインアップしてあり、必要な機能を選んで構築することができます。
運用に合わせて機能拡張ができるため、短納期でスモールスタートし、徐々に大規模サイトに変えられます。

CMSでECサイトを構築する前に準備しておくこと

ご紹介したこれらのCMSは、海外でも実績のあるCMSです。
プラグインを追加し、使いやすくカスタマイズしていけばオリジナリティの強いECサイトにすることも可能です。

ただし、CMSを使う場合でも、ASPのカートシステムを使う場合でも、フルスクラッチで構築する場合でも、まずは「どんなECサイトにしたいか」をしっかりと最初に考えておくことが重要です。
企画の内容がECサイトの背骨となって成長を支えていくからです。

「どんなECサイトにしたいか」が固まったら、商材を選定し、ECサイト構築方法を検討します。
CMSやパッケージで作る場合は、下記のような事前準備が必要です。

1.CMSを利用できる環境を整える

CMSインストールできるサーバー、ドメインを用意します。
CMSは種類やバージョンによって動作環境が異なります。サーバーの環境が不適合だと、CMSが動かない可能性がありますので、事前にしっかりと情報収集する必要があります。
セキュリティ対策がしっかりしているサーバーを選択しましょう。

2.決済代行サービスと契約する

ユーザーにとって使いやすいECサイトにするために、決済方法はなるべく多く用意しましょう。
プラグインやEC特化CMSで連携している決済代行サービスを活用することは第一ですが、代引きやコンビニ決済、銀行振込なども視野に入れましょう。

3.配送システムの整備

ECサイトにとって、配送コストは忘れてはいけない部分です。物流会社によって、コストやシステムが違います。
配送に関わる作業効率化やコストダウンを図るために、様々な会社から情報を集めましょう。
もちろん梱包資材の手配も忘れずに!

まとめ

CMSはECサイトとして構築を行うためには、やはりある程度の専門知識は必要となりますが、更新作業については最初に述べたように「コンテンツを管理しやすいツール」ですので、一度構築してしまえばブログを更新するような感覚で行えます。

また、CMSパッケージを利用するといっても、それぞれメリット・デメリットがあります。
小規模でスモールスタートする場合は無料オープンソースを使う、大規模なECサイトを構築する場合はEC特化型CMSパッケージを使うなど、用途に合わせてCMSを選ぶ必要がありますので、ぜひいろいろなパッケージを比較検討してみてください。

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