2017/4/17

Eコマースショップをイチから始めるには【第五回:運営とプロモーション】



「Eコマースショップをイチから始めるには」、第五回は最終回、Eコマースショップの運営とプロモーションについてです。

連載タイトル


6.残りをセットアップし、運営開始!

ここまですでに多くの時間と労力を費やしてきましたが、サイト運営開始まであと一歩です。
ショップ自体はまだまだ改善の余地はあるでしょうし、ビジネスも最初は動きが少ないかも知れません。
しかし、少しずつ手を加えていく事で自分のペースで事業を軌道に乗せていく事を忘れずに、ここでは最後の設定をおこないます。

ステップ1.SNSアカウントを開設

ツイッターをはじめ、Pinterest、Facebook、インスタグラムなど、活用できるSNSはたくさんありますが、通常Eコマース用としてはFacebookが最も効果的です。


ステップ2.アプリのセットアップ

ショップをより効果的に運営する上でアプリは大変便利です。
しかしアプリを使いすぎると処理速度に影響が出たり、かえって使いづらくなることもありますのでバランスに気を付けます。
ドロップシッピングアプリや、メールマーケティングアプリ、レビュー用アプリなど、どのようなアプリが使用できるのかを時間をかけて吟味して、まずは数種類に絞って始めていきましょう。

ステップ3.グーグルアナリティクスとFACEBOOKピクセルのインストール

「数値化できる要素は改善出来る」と言われる通り、サイト訪問者数や購入件数などを数値化することは大切ですが、事業のパフォーマンスを数値化することは簡単なことではありませんので、まずは分析に必要な数値を集めるところから見ていきましょう。

Shopify(※)を通せばこの作業は簡単です。
(編集部注:Shopifyに日本語版はまだないため、日本で開発されたECカートシステムやECモールシステムなどを利用してもよいでしょう)
まずはグーグルアナリティクスから始め、次にFacebookピクセルをインストールします。
どちらもShopifyを通せば簡単に実行できます。
このプロセスは実際にショップ運営を始める前に行うようにします。
そうすることで、顧客情報を残さず収集することができます。
とりあえず情報さえキープしておけば、後になっていくらでも分析に利用することができるのです。

ステップ4.テストで商品を購入してみる

最後に、実際にテストとして商品購入プロセスを実施してみます。
こうすることで気付かなかった問題点が明らかになり、ユーザーの立場からサービスを経験することができます。
例えば「カートに入れる」からチェックアウトのシステム、購入確認Eメールの内容などを確認し、必要に応じて正式オープン前に修正を加えます。


ステップ5.ショップオープン!

ついにショップオープンにこぎつけることができました。
おそらく心配事も多いでしょうが、最初は誰でもそうですので考えすぎないようにしましょう。
最後にショップサイトのパスワード保護を解除することで、誰でもサイトにアクセスすることができるようになりますので忘れない様に実施しましょう。
最後に、EメールリストやSNSのフォロワーがいる場合はショップの新規オープンを伝えるようにします。
基本的には家族や友人を含めてできるだけ多くの消費者にアナウンスをすることが必要になるのです。

7.プロモーション

ここからは新規ビジネスのオーナーという立場から、消費者へはたらきかけを行うことで販売へとつなげることに尽力することになります。
この点も時間をかけてじっくりと取り組むことが大切です。
ここでは3つの販売戦略を挙げて見ていきましょう。


戦略その1.SEO対策

サーチエンジンで検索結果表示の効率化を図るための要点としては以下が挙げられます。

1.優先させたいキーワードを設定する。
2.選んだキーワードに合わせてページを最適化する。
3.ショップにリンクを貼る。


SEO対策をすることでサーチエンジンの検索結果で上位に表示させることになり、その結果により多くのトラフィックを得ることができます。
ここをしっかり押さえることで必要な場所に必要なタイミングでショップへのリンクが現れるわけですから、無料広告のような効果を発揮してくれるのです。

キーワードを選定してページを最適化するという作業自体はさほど難しくはないのですが、問題となるのは他のサイトも同じようなキーワードを使ってSEO対策を行っているので、新しいビジネスとしてこれらのショップとの競合することになるという点です。
EコマースにおけるSEOの果たす役割は大きく、Eコマースにおける26%のオンラインオーダーはサーチエンジン経由で入るという事です。
従ってこの部分を強化することでセールスに大きな影響をもたらすのは容易に想像できます。
ただしSEO対策は長い目で実施することを忘れないようにしましょう。
短期的には目に見えて結果が出なくても我慢強く続けることが肝心です。

戦略その2.FACEBOOK広告

Facebookは17億人以上のユーザーを抱える世界最大のSNSですので、当然ながら広告媒体としては最適です。
Facebook広告の優れている点はグーグル広告のように検索に呼応して一般的な広告が表示されるのではなく、こちらから積極的にターゲットとなるユーザー(年齢・性別・居住地域・趣味など)を絞って発信することができるという機能にあります。

このようにピンポイントで対象となる相手を選んで広告を発信することができるのは、効率ならびに費用対効果の面からみて非常に魅力的です。
加えて、Facebook上で広告をする際には、関連性のあり説得力に満ちた文章を記載し、画像もインパクトのある物を選び、消費者に広告のクリック行動を起こさせるようなはたらきかけを意識することが成功へのカギとなってきますが、これが簡単そうに見えて意外と難しいものなのです。


戦略その3.コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、読者にとって価値あるコンテンツの制作・発信を通して見込み顧客のニーズを作り上げ、最終的には商品購入へと結びつける手法です。
ただし、何かを書けばコンテンツマーケティングになるという訳ではありません(例:単なるブログはコンテンツマーケティングとは言いません)。
あくまでも消費者にとって価値のあるブランド情報を提供するなどの働きかけを行うことが前提であり、その結果商品販売へと導くことができるようなものである必要があるのです。

仮にスポーツTシャツを売っているとしたら、「このTシャツはなぜ優れているのか」に焦点を当てた記事を記載しても効果は無く、むしろスポーツを生活の中に取り入れることの大切さを科学的根拠も示しながら解説する文章を提示した方がはるかに消費者の興味を引くことにつながります。
その後に初めて「ビギナーに必要なアイテムとは」にテーマを移してさりげなく自社商品を紹介します。
ただしこの時点ではまだ「売りたい」感を前面に押し出すのではなく、自社がどのような商品を取り扱っているかを知ってもらう事がメインとなります。
その次の記事辺りからスポーツウェアに関する記事を載せながら、商品選びのポイントを伝授し、同時に自社商品のアピールも始めるようにします。
そして次の記事では自社製品の詳細を紹介し、特徴や効果を提示します。
これまでに様々な関連情報を発信してきているので、この時点では消費者の頭はほぼ商品購入に傾いているでしょう。

ざっとまとめるとこのような感じになります。
SEO対策同様、これも時間をかけて長い目で見て実施することがカギです。
また、商品の販促活動を行うというよりは、あくまでも消費者にとって有益な情報を提供していくという事を忘れない様にしましょう。

繰り返しますが、これらのマーケティング戦略は一朝一夕には効果は期待できないものですので、3~6か月をめどに、我慢強く実施していくことになります。Facebook広告もそうですが、基本的には小規模から始めてビジネスの成長に合わせて徐々に拡大していく流れになります。
Facebook広告にSEO対策やコンテンツマーケティング、この3つが効果的に融合した際には非常に強力なマーケティング効果を発揮することができるので、焦らずしっかりとステップを踏んで進めていきましょう。


最後に

いかがでしたでしょうか。Eコマースのオーナーになるという感覚は素晴らしいものですが、喜びにあまり浸り過ぎることなく、引き続きビジネスの運営に力を注いでいきましょう。
先に述べたように、サイトのアップグレード、SEO対策継続、サプライヤーとの関係持続、商品増加、広告改善、そしてカスタマーサポートの充実化など、常に目を光らせるポイントはたくさん存在します。
ここからは前進あるのみですから、今回学んだことを活用して、皆さんの健闘をお祈りしています!


この記事はHow To Start a Dropshipping Business In a Weekの記事を本ブログが日本向けに編集したものです。

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