2017/8/10

SEOでもビジネスでもビッグワードに振り回されないために必要なこと



世の中には、同じ言葉であっても時と場合で少し意味が異なる言葉が使われるシチュエーションがありますが、最近よく耳にするようになった「ビッグワード」という言葉もその一つです。

とはいえ、シチュエーションによって意味は違えども、同じ言葉であれば共通点も多く、分けて考えるよりも言葉そのものの意味を理解しておくことで、包括的な理解が深まることもあるものです。

今回はビッグワードという言葉が使われているシチュエーションを改めて整理し、それぞれのケースにおける共通点、そしてビッグワードに接した際の上手な活用方法についてご紹介します。

  • ・微妙に異なる使われ方をする「ビッグワード」
  • ・共通するビッグワードのあやふやさ
  • ・少しでも曖昧さを回避する必要性

ビッグワードが使われるケースについて

「ビッグワード」が使われるケースとして、

・SEO
・ビジネス


の二つが挙げられます。この二つのケースでの「ビッグワード」の使われ方や意味について、詳しくみていきます。

SEOにおけるビッグワードとは

ビッグワードという言葉が使われるシチュエーションとしてまず多いのが、SEOに関する話題です。
SEOにおけるビッグワードとは、いわゆる検索エンジンで検索される回数の多いキーワードのことを指しており、例えば「グルメ」や「健康」のようなワードはビッグワードの代表格と言えるでしょう。
固有名詞やマニアックな話題でもなく、誰でも一度は検索したことのあるようなワードは、いずれもビッグワードとして分類されます。大カテゴリと言い換えるとわかりやすいかもしれません。

ちなみに固有名詞のような、特定の何か一つしか指さないキーワードや、検索回数の少ないワードは「スモールワード」と呼ばれており、こちらもSEOの世界ではビッグワードと共に多用されるキーワードです。

SEOの世界でビッグワードが重要なのは、検索回数が多いぶん、他者と競合しやすい最も加熱したキーワードであるためです。
いかにSEOを工夫してビッグワードでの流入を増やすかは、長年研究されながらも常に変化し続けている分野でもあります。
ビッグワードを制すものがSEOを制すと言われることもありますが、それだけ情報の受け手にとっても発信者にとっても多くの人の注目が集まる部門なのです。

ビジネスにおけるビッグワード

SEOのようなwebマーケティングに限らず、ビジネス全般でもビッグワードという言葉が使われることもあります。
SEO以外のシチュエーションで使われるビッグワードという言葉は、主に具体性に欠ける言い回しという意味で使われることが多いように見受けられます。

「我が社の業績改善のため、より注意深く対応できるよう誠心誠意努力して参ります」や、「PDCAのサイクルを心がけ、結果に繋がるアクションに注力します」など、言っていることは大事でも、何をどう改善するのか、どうアクションにつなげていくのかなど、肝心な具体性に関しては言及しない物の言い方はビッグワードと呼ばれ、結局責任感も実行力も産まないとされ、最近ではビッグワードという言葉を用いて非難される傾向にあります。

ビッグワードは言っていることや本心があやふやで読めないということもあり、他者とのコミュニケーションにも支障をきたす可能性があります。どうとでも取れてしまう言い回しを多用してしまうと、他の人にも自分がどうしたいのか伝わらず、コミュニケーション摩擦を起こして結果の改善どころか悪化を招いてしまう可能性すらあるのです。

ついつい考えがまとまっていないことで使いたくなるビッグワードですが、発言の前に自分の中で考えをまとめ、今後のためにもビッグワードの使用はできる限り控えたいところです。


2つのビッグワードという言葉に含まれる共通点

SEOにおけるビッグワードとビジネスにおけるビッグワード、ここまでは主なビッグワードという言葉の使われ方について説明しましたが、言葉の微妙な意味は異なっていても、これらの使い方にはある共通点があります。
それはビッグワードとは抽象度の高いワードを指しているということです。

抽象的な「ビッグワード」

SEOにおいてビッグワードはあらゆるキーワードを包括する、検索回数の多いキーワードのことを指していましたが、これはつまりそのワードの持つ抽象度が高いということです。「食べ物」というキーワードは抽象的ですが、「パイナップル」というキーワードは「食べ物」の要素も含む、より具体的なキーワードです。これを「甘いパイナップル」にすると、より具体性は高まるわけです。

ビジネスにおけるビッグワードも同様です。玉虫色で具体性に欠ける言い回しは、言い換えると抽象的で人の心を動かさない、同意しづらい言葉であるからこそ、ビジネスのシチュエーションでは煙たがられてしまうのです。

「一生懸命」や「アクション」など、ビッグワードと呼ばれる感情的な言葉や横文字言葉(もちろん「ビッグワード」という言葉もビッグワードに含まれるでしょう)は、抽象度が高いからこそ応用がきき、とりあえず言っておけばその場をしのぐことができる言葉です。

とはいえ、あまりにも「大カテゴリ」すぎるために相手はおろか、発言した本人でさえもどうすれば良いのかわかっていないケースも少なくありません。
どうとでも取れてしまうのは相手だけでなく、自分にとっても同じです。自分がどうすべきかわからないからこそ、こう言ったビッグワードに走ってしまうということもあるのでしょう。


自分の中に具体性があればビッグワードには無意識に執着しなくなる

SEOにおいてもビジネスにおいても、ビッグワードにあまりこだわり過ぎてしまうのはあまり良い兆候であるとは言えません。
ビッグワードはあくまでも結果的に生まれてくる抽象的なくくりであるため、最初からぼやけたことにこだわってしまうと、結局自分が何をしているのかわからなくなってしまうためです。

SEOを考える際にビッグワードでのヒット数を上げるため、「グルメ」や「健康」についての文言をいくらwebページに記述してあったとしても、中身となる具体性、いわゆるミドルワードやスモールワードに分類されるキーワードについての言及がなければ、価値のあるコンテンツとして検索エンジンに認めてもらうことはできません。

ビジネスにおいても同様です。例えば「一生懸命頑張る」が先行してしまうと、「一生懸命頑張る」ことが目的となってしまうため、結果を出すことからは見当違いの方向に労力を割いてしまうなんていうことも起こり得ます。

「頑張る」というのはあくまでも何かを成し遂げるために時間を割くことを客観的に見たときに生まれる言葉であって、頑張ること自体が目標の対象となってはいけませんし、それを評価することもまたビッグワードの弊害を生む原因にもなります。

ビッグワードに振り回されずにやるべきこと

ビッグワードにこだわりすぎないためには、いきなり大きな目標や夢を持つのではなく、自分のできることや目の前の課題を少しずつこなしていく姿勢が求められます。

まずはできることを分析してみる

ビッグワードでの検索ヒットを狙うなら、ヒットを狙っているキーワードにはどのようなカテゴリのワードが含まれているのか、キーワードをつないでいくことで最終的にビッグワードでの検索ヒットを狙えないかなど、一つ一つのタスクをこなしていく姿勢が求められます。

問題分析に時間を割くことも重要

ビジネスにおいてビッグワードを回避するには、状況改善のための問題設定や、分析をきちんと行う姿勢が大切です。
何が良くないのかがわかれば、やるべきことも自然と見えてきます。がむしゃらに場当たり的に問題に対応するのではなく、きちんと一つ一つの状況を整理していく癖を身につけておけば、ビッグワードで責任を転嫁したり同僚とのコミュニケーションにミスが起こる可能性も低くなります。
何より、自分が何をすべきか理解できるようになるため、仕事の効率化にもつながります。

ビッグワードという言葉についつい惑わされてしまわないためにも、きちんと自分でものを考え、実行に移していく癖をつけておきましょう。

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