2012/4/3

ECサイトへ大きく影響を与えるサービス「Pinterest(ピンタレスト)」


Pinterest(ピンタレスト)は、独立したソーシャルネットワークの中でユニークユーザー数が最も早く1,000万に到達したサービス。2012年2月、”Pinterestのサイト誘導率がTwitterを上回った”というニュースがありました。また、サイトの滞在時間では現在Facebookに次いで2位となっています。

Pinterestとは、2011年頃アメリカで始まった招待制の写真共有SNS。Web上にある自分のボードへ気に入った画像を貼りつけて共有できるサービスです。日本ではまだそれほどユーザ数が多くはないですが、日本語化などで今後一気に普及する可能性もあり、マーケティングツールとしての活用が注目され始めています。ユーザの約8割を女性が占めており、特に20~40代の女性ユーザが多い、という点も特徴的で、今後の利用者数拡大につれて特にECサイトへ与える影響も大きいのではないかと言われています。

今回はそんなPinterestがECに与える影響について考えてみます。

Pinterestとは?

Pinterestは、興味(interest)のある画像を自分のボードに貼って(Pin/ピンする)カテゴリごとにコレクションできるサービス。加えて、友人のボード上の画像を自分のボードにも貼り付け(Repin/リピン)したり、素敵な写真を集めている人やその人のボードをフォローしたりして交流もできます。Facebook、Twitterアカウントでログインして連動させることができ、ピンするとそのアクティビティが投稿されたりもします。

実際に友人やフォロワーのボードを見てみると、美しい風景やアーティスティックな人物写真、かわいいアクセサリー、スタイリッシュな家具など、ジャンルを問わずいろいろな画像を見つけることができます。

画像は自分でアップロードした写真はもちろん、Web上で拾ってきた画像もピンできます。「Pin It」ブックマークレットが用意されているので、使い方も簡単。どこかのサイトできれいな画像を見つけたら、「Pin It」ブックマークを押します。するとそのページに使用されている画像一覧がスッと出てきて、後は選ぶだけ。操作に難しいこともなく自由気ままに画像の美しさを楽しめるので、ネット利用歴の浅い女性にも人気が出るのにはうなずけます。男性ユーザが多いFacebookとは対象的ですね。



もう一つ特徴的なのは、画像が元のサイトにリンクしている点。誰かのボードの気になった写真をクリックすると、その画像の掲載元のサイトへリンクします。誰かのブログだったり、外国のショッピングサイトだったり、リンク先は様々です。

PinterestとECサイトの関係

Pinterestの特徴をまとめると、次のとおり。
・ユーザの約8割は女性、特に20~40代の女性が多い
・Web上のあらゆるサイトから拾ってきた画像を共有できる
・ピンした画像はFacebookなどに投稿される(初期設定)
・ボードの画像をクリックすると元のURLへリンクする

これらを踏まえると、”友人がきれいな家具の写真をピンしていて、いいなぁと思って写真をクリックするとあるインテリアショップのECサイトへたどり着く”ということが起こります。

ECサイト上で「この商品が欲しい」とツイートするような効果はもちろん、これに加えてPinterestでは、(商品に興味がなくても)写真のビジュアルの美しさに惹かれてサイトへ訪れるというパターンも考えられます。冒頭に書いた”Pinterestのサイト誘導率がTwitterを上回った”という事実もうなずけますね。また、新しいWebサービスとしてはめずらしく、お財布のヒモを握る20~40代の女性利用者が多いという点も見逃せません。

ですので、今後のPinterestユーザ拡大につれて、ますますECサイトの画像(写真の質、センス、ビジュアル)が重要になってきます。ECサイト上で商品を紹介する画像が重要なのは当然ですが、Pinterestユーザからの情報発信・拡散を考えると、より一層力を入れるべきということになります。海外のサイトでは「ツイートする」「シェアする」ボタンのように、(この商品の画像を)「ピンする」というボタン(Pin Itボタン)もよく見かけるようになってきました。

もう一点、注意が必要なのは、画像のリンク切れです。”友人のボード上できれいだな!と思った画像をクリックしたけど、リンク先のページ(URL)が期間限定の特設ページだったためエラーになった”となってしまったら機会損失です。非公開でもページ自体は残す、などの処置が考えられます。(ある限定の時期しか製造しない商材は仕方ないですが)

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FacebookやTwitterのように、これから爆発的にユーザが急増する…かどうかはわかりませんが、どちらにせよ、これまで以上にECサイトのビジュアルに配慮した方が良さそうです。

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